人間関係の悩み

【恋愛工学③】女性が本能的に求める男性とは?【モテスパイラル現象】

どんな男性が女性にモテるんだろう?

このような疑問を解決する記事となっています。

 

女性にモテる男性とはどんな男性なんでしょうか。

結論としては「モテる男性がモテる」ということになります。

当たり前じゃん。何いってんの。どういうこと?

モテるのは結果ではなく原因ということです。

モテる人はよりモテるようになるという「モテスパイラル現象」が起こります。

 

藤沢数希氏の著書「僕は愛を証明しようと思う。」でモテスパイラル現象という用語がでてきます。

なぜ「モテスパイラル現象」が起こるのかを、生物学的・本能的な観点から述べられています。

今回は恋愛工学に学ぶシリーズ第3回です。

どんな男性が女性にモテるのかを読み解いていきます。

 

本記事の内容

・女性が男性に本能的に求めるものとは

・モテスパイラル現象が起こる理由

 

女性が男性に本能的に求めるものとは

ハートに虹がかかる

男性と女性の繁殖戦略の違いについて

男性の場合

・性交渉をすることで負うリスクが少ない

・生涯に種付できる数は機会次第で増やせる

・多数の子孫を残すために数多くの性交渉を行いたい

女性の場合

・生物学的には性交渉で大きなリスクを背負うことになる

・生涯に生んで育てられる子供の数は限られる

・生き残れる確率が低い子供や繁殖に失敗する非モテの子供は産みたくない

生物学的な繁殖戦略やリスクの違いにより、男性は数多くの女性と性交渉を望み、女性は注意深く性交渉を行う男性を選ぶこととなります。

女は生き残れる確率が高くて将来子孫をたくさん残す可能性のあるオスを選び抜きたい。

男は単純で妊娠しやすく子供をたくさん産めそうな、若くてきれいな女性とたくさん性交渉をしたいということになる。

これは生物学的な観点から考えれば、至極当然のことです。

 

女性が男性に求めるのは「良い遺伝子」と「良いお父さん」

【女性が男性に求めるもの】

①将来多数の女を獲得して繁殖に成功するモテる息子になるいい遺伝子を持った「Good Genes」の男

②子育てに協力的な「Good Dad」の男

【Good Genes】ウイルスや病原菌に負けない強い免疫力を持ち、女を惹きつけるルックスや生存競争を勝ち抜ける肉体的な強さとスマートさを持った男

【Good Dad】簡単に女を裏切らず、子育てに協力的な男で、権力を持っていて子供を庇護できる男

現代社会でいえば、Good Genesはイケメンで、Good Dadは金と地位を持つ男ということになります。

イケメンで金があれば女性にモテるということになるけど、実は話はそう簡単ではありません。

 

女性の恋愛・繁殖戦略について

1人の女に一途であり続ける「Good Dad」と、多数の女と繁殖に成功する能力である「Good Genes」は、そもそもが相反する性質です。

それが故に、女性はこの両者のあいだで揺れ動き、男の好みというのは多様で複雑になる。

子育てへの協力が期待できる誠実な「Good Dad」か、強くて美しい子供が産める「Good Genes」かを選ばなければなりません。

しかし、女性は両方を選ぶことも可能で、それがより女性の性欲や男の好みを複雑にしています。

つまり、誠実で決して裏切らない「Good Dad」を確保しておきながら、こっそり別の男性と浮気をして「Good Dad」の遺伝子を取り込むというわけです。

実は動物の世界でも、メスが浮気をして別のオスの子供を身ごもりながら、別のオスに世話をさせるということも観察されています。

今は遺伝子検査の技術が進歩して、別の男の子供であることが分かる時代になりました。

実は、大昔から女性が人知れず浮気をして別の男性の子供を身ごもっているということは、想像以上に多かったのではないかとも言われています。

 

モテスパイラル現象が起こる理由について

螺旋階段のスパイラル

女性は男性の遺伝子を客観的に見分けているわけじゃない

女性が男の「Good Dad」としての資質を見分けるときに、預金残高や確定申告書を見ているわけではありません。

「Good Genes」に関しても、何がいい遺伝子かを客観的に評価できるわけじゃない。

実際のところは、男の立ち振る舞い方や、他の女の評価に影響されて大きく変わると考えられています。

 

女性が遺伝子をどうやって見分けているか【他の生物から学ぶ】

グッピーのオスは子育てはしないので、「Good Genes」だけがモテの要素です。

グッピーの「Good Genes」を示すものは、外見的な特徴だけとなります。

つまり、グッピーのメスは体の発色や尾ひれの長さなどから、優秀な遺伝子を持っているオスかどうかを判断します。

外見の美しさは、病原菌やウイルスに打ち勝つ強い免疫を持っている証となります。

グッピーは生まれた瞬間にモテるかどうか決まっているということになりますね。

 

モテがモテを呼ぶ「モテスパイラル現象」とは

実は、人間社会に比べれば遥かに単純な世界に生きているグッピーでさえ、モテはルックスだけでは決まらないことが分かっている。

ドガトキンという生物学者が興味深い実験をしています。

一つの水槽を透明な仕切りで3つに分割して、真ん中のメスに見えるように、両方のサイドに別々にオスを入れる。

次に、片方のオスのところに別のメスを入れて交尾させる。

片方のオスはひとりぼっちで、もう片方のオスはしょっちゅうメスと交尾しているのが、真ん中のメスに見える仕組みになっている。

次に、交尾していたメスを取り除き、仕切りをはずして真ん中のメスとオス2匹がいっしょに泳げるようにする。

そうすると、他のメスと交尾していたオスが、真ん中でそれをみていたメスに、交尾の相手として選ばれる確率が圧倒的に高かった。

つまり、モテるやつはもっとモテて、非モテはもっと非モテになることが証明されました。

さらに続きがあります。

ヒレの大きさや発色具合で優秀なグッピーのオスと、優秀でないオスで同様の実験をしています。

結果、ブサメンのオスが他のメスと交尾しているのを何回も見せられると、メスはブサメンの方と交尾したがることがわかった。

つまり、グッピーでさえ、客観的なルックスよりも、他のメスにモテているオスのほうがモテるということが観察されたということ。

この現象は、グッピーだけではなく鳥類などでも同様に起こることが確認されています。

これは、人間の恋愛においても極めて重要な示唆を与えています。

つまり、イケメンや金持ちより、単に他の女性にモテている男性がモテる、という恐ろしい事実です。

これを、「モテスパイラル現象」といいます。

 

まとめ【モテるためにはモテている振る舞いをすること】

ハートの形をしたリボン

非モテは女性にモテようと必死になります。

その行動自体がモテていないことを女性に示すことになり、より非モテになるという悪循環に陥ります。

一方でモテる男性は必死になる必要がないし、女性に対して下手に出ることもない。

余裕のあるモテる男の振る舞いをしているからモテるということです。

モテがモテを生む「モテスパイラル現象」に入っていくことになります。

 

イケメンや金持ちという要素より、実際にモテていたりモテる男の振る舞いをしているからモテるということです。

これはある意味、非モテにとってはいい情報かもしれません。

イケメンや金持ちしかモテないというのではどうしようもできない部分があります。

でも、モテる男の振る舞いができればいいというのであれば、行動次第で変えられる可能性があるということになります。

人間といえど動物であり、本能や生物学的な要素は軽視できません。

この視点を持って行動を変えていくだけで、モテる男性になれるかもしれないと思うと面白いですね。

 

今回は以上です。

それでは、また!