タイムトラベル物だけど今観たら古臭いんじゃないの?
こんな疑問を持つ方も多いかもしれません。
恥ずかしながら名作だと知りながら、2020年の今まで観たことがありませんでした。
1985年の映画なので、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は35年前ってことですね。
正直こんな風に思っていましたが、いい意味で期待を裏切られました。
初見なりに感想を述べていきたいと思います。
・バック・トゥ・ザ・フューチャーの感想
・タイムトラベルについて
バック・トゥ・ザ・フューチャーの感想
話のテンポがよくて退屈さを感じる暇がない
とにかく時間がすぎるのがあっという間に感じられました。
マーティがどんな現実社会を生きているかっていうのをパパッと見せたら、すぐに破天荒なタイムトラベル実験の話にすすみ、すぐに過去にタイムトラベルする。
もし、ちょっとでもこのあたりがグダグダ説明っぽくなったら、ちょっと飽きちゃったりテンポ悪く感じるはずなんですよね。
それが一切感じられず、パン、パン、パンと進んでいく感じ。
古いようで逆に新しい世界観
35年前の映画だから古臭く感じるのかなぁと思っていました。
ですが、個人的には逆に目新しく感じました。
最近のSF物の映画とかは映像は凄いんですけど、世界観はどれも似たりよったりなんですよね。
だから、今の映像技術の凄い映画に慣れちゃってる僕からしたら、逆に新しい世界観で楽しめました。
1955年や1985年代の社会というのも、何か古いようで懐かしいような安心感を覚えました。
キャラクターが個性的で分かりやすい
何でこんなに安心感があるのかなぁと思ったんですけど、とにかく分かりやすいんですよね。
映画の中にはキャラクターをあえて表現しきらないで、裏の部分を残しておくっていう手法もありますよね。
それと真反対でとにかくキャラ設定が分かりやすいんですよね。
漫画とかアニメみたいな感じっていったらいいのかな。
天才的科学者がいて、行動力のある主人公がいて、ジャイアンみたいなやつがいてみたいな。
キャラ設定が分かりやすいから、こっちもすぐに入り込めるから楽しめるっていうのが良かったですね。
デロリアンのリアリティさがちょうどいい
タイムトラベルのためのマシンというと、今からみれば完全にお粗末な作りなんです。
僕が何となく理解しているアインシュタインの相対性理論では、確か光の速度で考えたときに、時間が遅れたり空間が歪むという話だったと思います。
それが140kmに達するときにタイムトラベルできるっていうのも、現実とかけ離れている分逆にファンタジーとしてみれるからちょうどいい。
タイムトラベルに行くときは炎に包まれて、帰ってくる時は凍って帰ってくるんですよね。
実際に液体窒素をかけて凍らせて撮影していたらしいですね。
このあたりのリアリティさがちょうどいいんですよね。
これを今の時代だと全部CGでやっちゃうから、逆にリアリティがなくなるっていう感じがします。
バック・トゥ・ザ・フューチャー2に期待
今回の金曜ロードショーで初めて観たのですが、思いの外かなり楽しめました。
やっぱり名作と言われるだけあるなぁという感想です。
来週、再来週と2週にわたって、2・3と続編がテレビ放送されるみたいなので、今から楽しみです。
ちなみに、本当は1作で完結予定だったらしいですね。
ジョーク的に、「マーティたちの物語は続く」みたいな意味で「to be continued」っていれたら、次回作の問い合わせが殺到して続編が決まったという経緯があるらしい。
続きが観たくなる気持ちはうなずけますね。
タイムトラベルについて
クロノトリガーがタイムトラベルの原点
当時小学生の頃に流行ったクロノトリガーには衝撃を受けました。
過去に行ったり、未来に行ったりするなんて、それまで考えたこともありませんでした。
本当にクロノトリガーにはハマりました。
ラヴォスに滅ぼされた暗い未来があったり、魔王の時代があったり、恐竜がいる時代があったり。
過去が変わってマールの存在が消えそうになるシーンもあったけど、元ネタはバック・トゥ・ザ・フューチャーの影響かもしれないですね。
タイムトラベルで自分に会いに行くなら未来?過去?
タイムトラベルに行く目的は、大きく分けるとこの2つですかね。
・自分や家族の未来を変えたい
・自分の体験できない時代をみてみたい
小学生とか中学生の頃の自分に助言しにいってあげたい。
勉強もっと頑張れ、恋愛しろ、スポーツに打ち込め、とか親みたいなこと言ってしまいそう笑
ドラえもんを過去の自分に送り込んだのび太の気持ちがわかります。
逆に怖さはあるけど未来の自分を観たいというのもある。
今の自分がどうすればいいかのヒントになるかなと思ったり。
いや、やっぱりあんまり未来はみたくないかもなぁ。
自分に会うなら過去かなぁ。
タイムトラベルで行くならどの時代に行きたい?
過去は歴史で知ってる部分がまだあるけど、未来は全く推測の域をでないからなぁ。
やっぱり未来に行ってみたいかな。
宇宙旅行とかが当たり前の時代になってたらいいなぁとか、空を飛べるようになってたらいいなぁとか。
仮想空間のヴァーチャルで体験できる世界はすごく進歩してそうですよね。
マトリックスみたいな世界も遥かに越えてそう。
リアルが必要なくて、仮想空間でなりたい自分ややりたいことが完結してしまう世界に鳴ってるんじゃないかなとか想像したりする。
仮想世界で全部体験できるとなると、いよいよリアルが必要なくなってそうですよね。
ある意味、恐ろしい世界かもしれない。
逆に、過去はチラッと行くぐらいならいいけど、現代に慣れちゃってるとめちゃくちゃ不便そうですよね。
電気もないから夜になったら真っ暗で寝るしかないだろうし。
単純に命の危険性もありそうだし、現代に慣れきった僕は生き抜く自信がない。
野生の動物に襲われたりもするだろうし、病気に侵されても医療の技術ないし。
数日ぐらいのタイムトラベルならいいけど、それ以上はキツイだろうなぁ。
まとめ【バック・トゥ・ザ・フューチャーはタイムトラベルの原点】
今は色んなタイムトラベル物の作品が生まれていますが、35年前のバック・トゥ・ザ・フューチャーは原点といっていいでしょう。
名作と言われるだけあって、かなり面白い作品でした。
タイムトラベルは夢がありますね。
自分が生きることのできる時代はせいぜい80〜100年です。
違う時代をみてみたいと思うのは人類の奥底にある欲望なのかもしれませんね。
想像してたより面白かったので、バック・トゥ・ザ・フューチャー2と3も観てみたいと思います。
それでは、また!