おそらくほとんどの人は落ちたら拾うと思います。
僕もとっさに拾ってしまうと思いますが、実は1円玉は拾うと損をするんです。
ではなぜ損をしてしまうのか?
時間単価という考え方を身に着ければ自ずと答えがでます。
・目先のお金に惑わされて損をしている人
・時間の大切さを測る一つの考え方を知りたい人
・自分の時間の価値を知りたい人
時間の価値を知ろう【1円玉を拾うと損をする?】
では、1円玉を拾うことについて、感情を抜きにして数字だけで考えてみましょう。
1円玉を拾うのに例えば3秒かかるとします。
1円玉を拾う ≒ 3秒で1円を稼ぐ
60秒で計算すると20円稼げることになります。
これを、1時間に直すと1200円稼げるということです。
1円玉を拾うということは、時間単価で考えると時給1200円の価値があることを意味します。
アルバイトやフリーターは時給で働いているためイメージがつきやすいと思います。
時給1200円未満の人は、1円玉を拾ったら時間単価からいうと得をすることになります。
逆に、時給が1200円以上ある人は1円玉を落としても拾うと損をします。
自分の時給はいくら?時間単価を計算してみよう
サラリーマンは月収で給料をもらっている方が多いですよね。
ここが今の現代社会の中で、自分の時間価値を分かりにくくするシステムだと思います。
ひと月に自分が稼いでる金額は分かるけど、自分が時給でいくら稼いでるかってあまり意識しないですよね。
時間だけはみんな平等に分け与えられていて、1日は24時間だし1年は365日です。
でも、時間当たりの価値というのは人によって変わります。
できれば一度自分の時給を計算してみましょう。
日本人の平均年収など踏まえて、ここでは例としてざっくりモデルケースを決めて考えてみようと思います。
モデルケースの一例
・1日8時間労働
・月20日勤務
・月収32万円
まず、1ヵ月の労働時間を計算します。
1日8時間労働×20日=160時間
次に、月給を労働時間で割ると大まかな時給が計算できます。
32万円÷160=2000円
このケースでいうと、時給は2000円で働いているということですね。
さらに、サービス残業をしていたり、昼休みの時間を使って仕事すれば、さらに自分の時給を下げることになってしまいます。
お金は価値が客観的に示すことができて形あるものなので意識しやすいです。
一方で、時間って目に見えないものだし人によって価値も違う。
時間をお金に置き換えることで、自分にとっての時間の価値を感じることができます。
タイムイズマネー(時は金なり)は間違い
お金は理論上は制限なく増やすこともできます。
もちろん現実問題はおいておいての話にはなりますが。
今は稼げなくても、将来大きく稼ぐことができるかもしれない。
年収が400万円の人もいれば、4000万円の人も4億円の人もいます。
稼ぐお金は10倍とか100倍とか人によって違うことは全然あるということですね。
しかし、時間はどうでしょうか?
1日24時間、年間365日というのは地球上みんな同じです。
人間の寿命も80~90歳のあたりでだいたい同じようなものです。
300歳生きる人間などいません。
つまり、時間は増やすことはできません。
再生医療や医学で多少は延びることはあるかもしれません。
でも、何倍にも寿命が延びたり不老不死が実現することは現在のところ期待できませんよね。
つまり、お金は無限ですが時間は有限なわけです。
タイムイズマネー(時は金なり)という言葉は有名ですが、実際は『お金』には代えがたい価値が『時間』にはあるといえますね。
お金が大事なのはわかりますが、目先にとらわれず人生全体として考えた場合、時間がお金以上に重要なことは理解できるでしょう。
時間は有限なので浪費しないことが大切
時間が大切な資源だということはわかったと思います。
限られた時間を有効に使って人生をハッピーにしたいですよね。
でも世の中の人たちは時間を浪費していることが多すぎるんです。
ましてそれに気づいてすらいない。
知らぬが仏というべきか・・・笑
例を出して考えてみましょう。
ちょっと家から遠いスーパーでセールをしていたとします。
広告で目当ての品に狙いをつけて、スーパーまでいって商品をゲットできました。
通常の値段で買えば、3000円のところが2500円だったとします。
つまり500円浮いたということです。
感情的には得した気分になりますよね。
果たして本当に得をしたのでしょうか?
これも時間単価で考えると簡単にわかりますので、計算してみましょう。
移動時間で余計に30分かかったとします。
つまり、時給換算すると1000円稼いだということになります。
時給2000円の時間単価の人からすれば大損です。
目先の利益に目をくらんでこんなことやっちゃってませんか?
時間単価の考え方を身に着ければ、時間を浪費することは格段に少なくなると思います。
もし時間単価で考えれば、スーパーに買いに行かずに3分でネット通販で同じものを3500円で買うという選択をできるでしょう。
3000円のものを3500円で買ったら、一時的には損したように思うかもしれません。
でも、スーパーに買いにいかずに済んだ分で、時間が57分浮いたんですよ。
約2000円を稼いだことと同じです。
言い換えるなら、時間をお金で買ったといってもいいですね。
目先のお金は損したように感じるかもしれないけど、時間で考えるとかなり得をしていることが分かりますよね。
自分の将来のために時間を投資しよう【自己投資】
結論としては、時間単価以上の時間の使い方をすればいいということです。
時給2000円の人は1時間使う場合に、1時間でそれ以上の価値があることに時間を使えばいい。
時給2000円の時間単価の人が時給2100円にあげることに時間を使えばいいということ。
つまり「時間を投資」するということです。
例えば、以下のような自分の知識やスキルの向上につながったり、経験値になるようなことに時間を使うことです。
・資格をとったりスキルを学ぶ
・読書をしたり動画をみて勉強をする
・ブログやアフィリエイトやせどりなどの副業をする
即収入にはならず一時的には損をしたように感じるかもしれません。
ですが、時間を自己投資することで、将来的な自分の価値があがり、自分の稼げる金額が変わってきます。
時間単価が上がることに繋がります。
もう少し、数字で考えてみたいと思います。
時給2000円の仕事をずっと続ければずっと2000円稼ぎ続けることができます。
でもそれだと同じ給料を稼ぐためには同じ時間を消費しないといけません。
もし時給が4000円にあがれば同じ給料を稼ぐのに半分の時間で済みます。
つまり自由な時間が増えたことになります。
物理的な時間はみんな平等に与えられていますが、自由な時間というのは人によって変わります。
労働時間が減ればその分、自由時間が増えます。
労働時間を減らすには、自分の時間単価をあげるしかない。
もっとも有効な時間の使いみちとしては、「自己投資」に「時間を投資」するしかないという結論に行き当たります。
まとめ【お金は無限だが時間は有限】
時間は有限ですが価値が分かりにくいのが難点です。
10年後にもしかしたら時間のありがたみや価値が分かるかもしれません。
でもそれでは遅いですし、後悔はしたくないですよね。
『お金』は後で増やすことができても、『時間』は戻すこともできないし後で増やすこともできません。
時間は有限であり、特に若いときの時間は貴重です。
時間を無駄なことに浪費しないようにしましょう。
時間をどんどん将来の自分へ投資していきましょう。
そのためには、時間単価の考え方を身に着けることが大事になります。
普段何気なく過ごしている時間を見つめなおすきっかけになれば嬉しいです。
それでは、また!