仕事が忙しくて自分のしたいことをする時間がないなぁ・・・
このような悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。
僕も同じように自由な時間がほしいと思うことがよくあります。
生きるためにはお金が必要だし、お金を得るためには仕事をしないといけない。
お金と時間を等価交換するのが当たり前に思っていました。
そんななか、堀江貴文さんの「時間革命」を読んで、考え方の違いに度肝を抜かれました。
「時間革命」から感じたことを整理したいと思います。
時間について新たな考え方を学びたい人にはオススメできる本になっていると思います。
興味のある方は、本記事を参考にしてもらえれば幸いです。
・時間についての考え方
・他人時間を生きてはいけないということ
・過去や未来ではなく現在を生きること
【Time is Life(タイムイズライフ)】時間は人生そのもの

タイムイズマネー(時間=お金)でいいのか
タイムイズマネーという概念は一般的によく知られています。
・時間=お金であり、時間はお金と同じぐらい貴重
・時間はお金と等価交換できる
・時給思考(時給1500円の人の1時間は1500円価値)
この考えが普通だと思いますし、疑ったことすらない人も多いと思います。
根本的に時間とお金で違うことがあります。
・お金:増やすことができる、使わなければ減らない
・時間:1日は24時間、時は戻せない、何もしなくても勝手に進む
時間は唯一平等な「資産」であるといえます。
お金は節約してあとにとっておくこともできるし、あとで増やすこともできる。
一方で時間は待ってくれない。
何もしなくても勝手に消費されていくし、節約してあとでまとめて使うこともできないし、あとで増やすこともできない。
つまり、時間は命(人生)そのものであり、お金以上の価値があるということ。
時間を奪われるというのは最大の刑
犯罪を犯したときは、罪を償うということで懲役3年とかを科されます。
つまり時間を奪われることが、人間にとって最大の刑(ペナルティ)だということです。
罰金刑より懲役刑の方が重いし、時間を奪われる最たるものは死刑です。
つまり、時間を無駄にするということは、命(人生)を無駄にしているということ。
時間はお金とは代えがたい価値があるといえます。
バイトは時間を切り売りし換金する行為
多くの人の仕事は時間を売ってお金に替えています。
時給思考で働くということは、自分の1時間なり1日なり1ヶ月を〇〇円で売っているということです。
あなたの1ヶ月は20万円の価値しかないのでしょうか?
自分の時間を安く見積もっている人が多いのではないかと感じます。
ましてや10代や20代の時間は戻ってきません。
こんな風に思っているなら、自分の時間の価値をもう一度見つめ直すべきかもしれない。
徹底的に無駄な時間を減らす
1日24時間のうちで、細かいスキマ時間は合計すると案外大きい。
何かの待ち時間に、ぼーっと過ごしたりしていませんか?
そんな5〜10分を合計したら、1日で1時間単位になっているかもしれません。
このスキマ時間を有効活用することで、時間の使い方は大きく変わります。
今の時代はスマホで何でもできます。
その気さえあればちょっとした時間でも、仕事もできるし読書もできるわけです。
僕はこのスキマ時間を読書に使うことが多いです。
Kindleなどの電子書籍が充実しているので、すごく助かっています。
予防医療に力をいれることで時間を増やす
病気によって時間を奪われる(寿命が短くなる)ことに対して、無関心な人が多いように感じます。
今は予防医学が発達していて、ガンは予防できる時代になっています。
・胃癌の原因の99%はピロリ菌であり、ピロリ菌は除菌が可能。
・大腸癌は便潜血検査で早期発見可能であり、早期発見された場合の5年生存率は90%以上。
・子宮頸がんは78人に1人の女性が罹ると言われるが、HPVワクチンの摂取と定期的な健診で限りなくリスクを0に近づけることができる。
・歯周病の人は心筋梗塞や脳梗塞発症の可能性が高くなるが、3ヶ月に1回の定期健診や歯石除去でほとんどの歯周病は防げる。
情報を持っているか、健康リテラシーが高いかだけで、寿命(人生の持ち時間)が変わってくる時代です。
今はネットで検査キットを買って、自分で検査して送るだけでもできます。
これをしないことで将来早死にするかもしれないんですよ?
癌になってから後悔したくないですよね。
やらない理由が僕にはよくわかりません。
他人時間ではなく自分時間を生きる

他人時間を生きていないか
時間は2種類あって、自分時間と他人時間があります。
【自分時間】
好きな仕事、趣味、やりたいこと、楽しいイベント、気の合う仲間との飲み会
【他人時間】
やらされている仕事、通勤、したくもない電話やメール、気を遣う飲み会
自分の時間を過ごしているつもりだけど、実は他人時間に時間を使われていることが多いのが実情ではないかと思います。
本当にやりたいことを毎日できていますか?
30年やりたくない仕事をやり続けて、他人時間を生きて自分時間を生きずに、果たして幸せといえるのでしょうか?
やりたくない仕事をしている自覚があるなら、転職活動を始めるべきです。
まずは転職サイトに登録して情報収集から始めるのでもアリではないでしょうか。
多忙なのに退屈とはどういうことか
多忙な時間が続くと充実していると錯覚してしまいます。
思考停止状態で身体は忙しくしている一方で、心では退屈を感じているということです。
忙しいと気づけていないかもしれません。
その忙しさは本当に充実した自分時間を過ごせているといえるのか、一度立ち止まって考えてみるべきです。
他人のことで頭を使ったりストレスをためるな
上司に怒られた。へこむなぁ。
同僚に嫌われていないか不安です。
こんなことで悩みや不満を感じていませんか。
他人のことで悩み・不安になることは、他人の時間を生きているということです。
他人がどう思おうと自分は自分です。
自分の時間を生きていくためには、そのような他人のことにとらわれず、自分のしたいことに注意を向けていきたいですね。
自分にとって時間を増やす人がいい人
いい人とはどんな人でしょうか。
例えば、「相談にのってあげる」といって頼んでもいないのに、上司に飲みに誘われて対して為にもならない話をされて気を遣う時間を過ごしたとします。
この上司は自分にとって「いい人」と言えるのでしょうか。
自分にとって有意義な時間を与えてくれたのであれば、「いい人」といえます。
善意かもしれないけど、自分にとって無駄な時間を過ごす羽目になったなら、自分の時間を奪われたといえます。
このホリエモンの考えでいえば、この上司は「悪い人」というわけです。
ホリエモンのように「時間」という判断基準だけではダメだとは思いますが、一つの考え方としては持っておくべきではないかなと思います。
このような他人時間を減らしていき、自分時間を増やすことが人生の質をあげるという考え方です。
自分時間を増やし+他人時間を減らす=人生の質が良くなる
今を楽しみ現在を生きる

過去を後悔し未来を心配するのは無駄
来週のプロジェクトの発表嫌だなぁ。考えただけで憂鬱になる。
あんなことしなければ良かったなぁ。何であんなミスしちゃったんだろう。
このように未来を想像して不安になったり、過去を思い出して後悔していませんか。
私たちは今の時間を生きることしかできません。
過去や未来を考えて、今の時間を無駄にしてしまうのはバカらしいとはいえないでしょうか。
やりたいことや楽しいことだけをやる
果たして本当にそうなのでしょうか?
今の時代、ブラック企業で精神的に病んで自殺することはあっても、餓死したっていう話はほとんど聞いたことありませんよね。
やりたくない仕事じゃなくて、やりたい仕事をしていくだけで生きていくことってできないのでしょうか。
僕もホリエモンの考えと同じで、決してそうは思いません。
常識にとらわれて変化を恐れて、やりたくないことをしているような気がしてるのではないかと思えてなりません。
長期目標は必要なく短期目標に向かうだけ
1年後ぐらいに10kgぐらい痩せれてたらいいなぁ・・・
こんな長期目標を立てて挫折した経験はありませんか。
長期目標より目の前の短期目標の方が大事です。
短期目標の積み重ねの先にしか長期はありません。
漠然とした長期目標を持つよりは、1日・1週間・1ヶ月先の短期目標に向かうほうが成功確率はあがります。
動き続ける(多動)ことが大切
今の一瞬一瞬をしっかり生きていますか。
今やりたいと思ったことがあれば今やる。
過去も未来も関係なく、今を生きることだけに集中すること。
ホリエモンがよくいう「多動」ですね。
ハマり続けることが最強
気持ちはすごくわかります。
僕自身も気乗りせずにダラダラしてしまうこともある。
ホリエモンいわく、「努力をしているという自覚はない。ハマっていたらいつの間にかそれが結果そうなっていただけ」
時間を忘れるほど熱中する「ハマる」ことが大切っていうことですね。
まとめ【時間の価値を見直すきっかけになる本】

ホリエモンの時間に対する考えは常軌を逸しているようにも感じられます。
ブレない一貫した考えであり、それが基準にあるから行動や言動がブレないんだろうなと思います。
常人には理解しがたいとも言える「時間」の感覚ではあるんじゃないですかね。
ただ、ホリエモンほど徹底することはできないにしても、この考え方を持っておくことは必要じゃないかなと感じましたね。
特に「他人時間」に支配されていながら気づいていない人にとっては、気付きの多い本ではないかと思います。
一つの「時間」に対する考え方を学ぶという意味では、読んでおくべき一冊だといえます。
他のホリエモンの本を読んでいる人にとっては、同じような内容も多いとは思います。
これだけいっぱい本を出していたら、仕方ないとは思いますけどね笑
自分時間を過ごしていけるといいですね。
それでは、また!