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せどりで仕入れるときは利益率とROIどちらを目安にするのがいい?

この商品仕入れたら少し利益出そうだけど、仕入れるべきかどうしようかなぁ

せどりをしていると、このように仕入れ判断に迷うことって、多々ありますよね。

このようなときに判断材料の一つとして、見込み利益を計算する必要があります。

 

僕はせどりを初めて7ヶ月程度になります。

僕自身もせどりを日々実践し勉強しながら学んで、利益率やROIを計算して仕入れの一つの判断材料としています。

「せどりを始めたい」、「せどりを始めて間もない」という人にとっては参考になる記事となっています。

 

本記事の内容

・せどりをするときの利益計算について

・せどりで仕入れるときの目安

 

せどりをするときの利益計算について

せどりでの仕入れで見込み利益を計算

粗利を計算してみよう

メルカリでも、出品者が送料を持つのが普通です。

それに手数料も10%かかります。

Amazonの場合は、フリマサイトより手数料などの諸経費は高くなります。

 

今回は分かりやすいようにメルカリで考えてみます。

メルカリで売り上げた場合の利益は、以下のようになります。

利益 = 売値 ー (仕入れ値+送料+手数料)

例:10000円で購入した商品を15000円で販売して、送料に1000円かかった場合

2500円 = 15000円 ー (10000円+1500円+1000円)となります。

手数料や送料などを引いた利益は2500円となり、これを粗利といいます。

 

利益率とROI(投資利益率)の計算方法

実際の利益を数値化する指標が2つあります。

利益率とROIです。

ROI(Return on investment:投資利益率)は株式投資で使われる用語ですが、せどりにおいても使用されます。

それぞれ、先程の例を利益率とROIで計算してみましょう。

 

【利益率の計算方法】

利益率 = 利益額 ÷ 売値 × 100

約16.6% = 2500円 ÷ 15000円 × 100

【ROIの計算方法】

ROI = 利益額 ÷ 仕入れ値 × 100

25% = 2500円 ÷ 10000円 × 100

先程の例でいうと、利益率が16.6%、ROIが25%になりました。

こういった指標を目安にして、仕入れ判断をしたり、あとで利益計算をするのに使います。

 

利益率とROI(投資利益率)の違いとは

・利益率は「売った商品の売値のうちどのぐらいの利益率か」を示します。

・ROIは「投入した金額がどれだけの利益を生んだか」を示します。

つまり、売った商品が稼いでくれた利益(利益率)に着目するか、投入した金額の費用対効果(ROI)に着目するかの違いです。

利益率は当然ですが100%を越えることはありませんが、ROIは100%を超えることもあります。

 

一つ例を出して考えてみます。

例:100円で仕入れた商品が1300円で売れて、手数料と送料が合計で700円としたら、500円の利益になります。

この場合、ROIは500%となりますが、利益率は約38.4%となります。

以下のような計算になります。

【利益率の計算方法】

利益率 = 利益額 ÷ 売値 × 100

約38.4% = 500円 ÷ 1300円 × 100

【ROIの計算方法】

ROI = 利益額 ÷ 仕入れ値 × 100

500% = 500円 ÷ 100円 × 100

 

安くて利益額が小さい商品だと、べらぼうにROIは高くなる傾向あります。

こうなるとあまり指標としては役立たなくなってきます。

ROIが500%だから仕入れるというと、ちょっとおかしいことになりますよね。

ROIではなく、実際の利益額や個数や回転率など、総合的な判断が必要となってきます。

こういった薄利多売の商品の場合は、ROIではなく利益率で考えたほうがいいでしょう。

 

せどりで仕入れるときの目安

お得か損かを計算する

せどりでの利益はROIではなく利益率で語る

利益率はどのぐらいですか?
利益率は80%ですね

これがもし事実なら「うおーすげー!」ってなりますよね?

10万円分の商品仕入れをしたと仮定すると、50万円売り上げているということになります。

単発の商品だけなら利益率80%は可能かもしれません。

合計平均したときに80%というのはどう考えてもおかしいですよね。

 

こういった場合よくあるのが、利益率を聞いているのにROIを答えている場合があるってことです。

前述したようにROIだと100%を越えることも珍しくないので、計算に含めちゃうと数値がめちゃくちゃ高くなってしまうことがあります。

せどりにおいて、利益率は利益率のことで、ROIのことではありません。

 

ROIは投資的な視点からみた数値になります。

元出の仕入れの商品がどのぐらいの利益を生み出したかということです。

1000円の仕入れ商品が5千円で売れることもあります。

こういった商品の場合、ROIが400%になります。

 

仕入れの基準としては利益率でもROIでもいい

仕入れの基準のときに参考にするのは、利益率でもROIでも正直どちらでもいいです。

利益率とROIがそれぞれ何を示しているかを知っておけば問題ありません。

そして自分の中でルールを決めておくことが大切です。

・仕入れ時の見込み利益率20%以下は仕入れない

・ROIが高くても回転数が低いから仕入れない

・高額商品で利益額が高くて回転がいい場合は利益率が低くても仕入れる

こんなふうにマイルールを決めて、総合判断するときの一つの仕入れ判断材料とします。

もちろんあくまでも一つの判断材料なので、全て例外なくこの通りというようなルールにする必要はありません。

あくまでも仕入れをするときは総合判断です。

 

まとめ【せどりで仕入れるときの判断材料として利益計算を使おう】

売上や見込み利益の計算

せどりをするときに無計画に仕入れてしまうと危険です。

あとあと、手数料や送料などを差し引いてみたら薄利だったり、場合によっては赤字だったりすることもよくあります。

予測してた価格で売れずに値下げや値崩れすることもあるし、すぐに売れずに在庫を抱えることもあります。

どのぐらいの利益率だったら仕入れるとか、自分の基準を作っていないと、資金繰りなどに困ってしまう可能性もあります。

 

利益率やROIなどで自分の仕入れ基準を持っていると、最低限のラインを守ったうえで仕入れることができるので安心です。

また利益計算をしっかりすると、のちのち振り返ったときの反省にもなります。

仕入れ前に一呼吸おいて、見込み利益の計算をするようにするのをオススメします。

 

それでは、また!