2020年のプロ野球が6月19日に開幕しました。
そんななか、巨人に開幕3連敗という屈辱・・・
そのうえ、4番を任されたボーアは3試合目にして早々に6番に打順を下げられる始末。
2020年の阪神タイガースにおいて、メディアが期待を煽った言い回しです。
果たして何人目のバース再来なのだろうか・・・笑
正直聞き飽きた言い回しですが、本当の意味でバースクラスが再来した試しはありません。
・5試合消化時点でのボーアについて
・ボーアをどこまで我慢して使うべきか
2020年阪神タイガース外国人の目玉【ボーア】
開幕から19打席目での初安打
2020年の新外国人で一番の目玉は、ジャスティン・ジェームズ・ボーア(Justin James Bour, 1988年5月28日 - )でした。
しかし、蓋を開けてみれば、開幕から18打席連続無安打という結果。
開幕5試合目の19打席で初ヒットという状態。
ランディ・バースが1983年に記録した開幕から15連続打席無安打の球団記録を更新してしまいました。
そこの意味での「バースの再来」だったのか・・・
それは勘弁してほしい。
練習試合でみせた3試合連続ホームラン
2020年はプロ野球にとっても特別なシーズンとなりました。
6月19日に開幕が延期され、6月前半に練習試合が組まれました。
そこで、3試合連続でホームランを打って、期待させてくれたのは何だったのか・・・
開幕後の打撃を見る限り、セカンドゴロばっかで打球が上がる気配なし。
ホームランダービーにも出場したパワーヒッター
マーリンズ在籍時代の2015~2018年の4年間ではメジャーで83本塁打を放っています。
2017年には球宴ホームランダービーにも参戦しています。
メジャーにおいてもパワーは認められていたことがわかります。
実績でいえば、日本プロ野球となるとパワーだけではトップクラスといってもいいでしょう。
ボーアのヘルメットは汚れている?
ボーアのヘルメットが汚れていますが、おさがりだったりするわけではありません。
新しいヘルメットだと実力のない新人みたいだということで、松ヤニなどでわざと汚すらしいですね。
メジャーではよくされているジンクスとかゲン担ぎみたいなもんみたい。
ボーアは左投手が苦手なのか
メジャー通算成績
対右投手:打率/出塁率/長打率.260 / .344 / .489
本塁打は1556打席で84本(18.5打席/本)
対左投手:打率/出塁率/長打率.217 / .304 / .326
本塁打は382打席で8本(47.8打席/本)
これを見る限り、対左投手を極端に苦手にしているのがわかります。
矢野監督はボーアをどこまで我慢して使うべきか
2020年の阪神タイガース外国人は8人体制
今年の阪神タイガースは外国人選手の補強に力をいれてるのが明らかです。
昨年の得点力不足の解消が一番の課題だったのは言うまでもありません。
そこで去年活躍したマルテを残留させながらも、サンズとボーアという結果を残している実績のある外国人野手を獲得しました。
3人のうち全員が打ってくれれば最高ですが、3人のうち1〜2人活躍してくれたらというのが実情でしょう。
2020年は特例で外国人5人登録可能に
本来は外国人選手の登録は4人ですが、2020年は特例で5人まで認められました。
外国人選手を豊富に揃える阪神タイガースにとっては追い風でしょう。
今季は延長が12回⇒10回までとなり、リリーフ陣が占める役割が大きくなります。
外国人投手のスアレスとエドワーズというリリーフ2人を、常時ベンチ入りさせる戦略がベターではないかと思っています。
そうなると、外国人野手は2人がベターというのが僕の見解です。
サンズをボーアの代役に使う可能性
開幕を2軍で迎えることになったサンズ。
ボーアの不調を受けて、2軍ではサンズが1塁をテストで守っています。
おそらくボーアがダメだとなれば、サンズが代役に回る可能性は高いでしょう。
1塁を守るのがボーア、サンズ、大山の3人が争う構図になりそうです。
矢野監督はいつまで我慢するのか
開幕3試合目にしてボーアを4番から6番に下げました。
これには予想以上に判断が早いなと思いました。
今シーズンは120試合に減ったのが一番の理由でしょうか。
1試合あたりの比重が高くなり、より早い判断を下す可能性があります。
早ければ開幕9試合(6月28日まで)の結果で判断するんじゃないかと思っています。
まとめ【ボーアはバースの再来となるか】
開幕5試合を観た限りでは、まだ判断がつかないのが本音です。
日本のプロ野球に上手く適応すれば、本来のパワーを発揮してくれる可能性もあるでしょう。
ただ、今年は試合数が少なく、代わりを担う選手がいるため、矢野監督の判断は早くなりそうです。
ファーストに関していえば、ボーアだけではなくサンズ・大山・原口と候補は他にもいます。
開幕から5試合目の19打席目にしての初安打がきっかけになり、爆発してくれることを切に願いますが。
まだプロ野球は始まったばかり。
これからも阪神の優勝を信じて、楽しんでウォッチしていきましょう。
それでは、また!