回転率重視でいくべきか利益率重視でいくべきか・・・
このような悩みを持っている方には参考になる記事となっています。
メルカリで出品されている方は、誰しも一度は売れなくて悩んだ経験はあるでしょう。
・売れるために少し値下げをするか
・利益減るの嫌だしもう少し待ってみるか
この2択で迷うことが多いのではないでしょうか。
いわゆる回転率重視か利益率重視のどちらでいくかですね。
回転率・利益率ともに良い商品もたまにありますが、そんなものにはなかなか巡り会えません。
結局はどっち寄りの戦略をとるか問われることになります。
利益率の計算方法について知りたい方は、下記の記事もどうぞ。
【しーたすの実績】
・フリマでの出品を初めて7ヶ月
・販売実績は150点以上、売上60万円以上
僕自身メルカリで同じ悩みを持ちながら、日々出品・販売していますので、自分なりに考えてみたいと思います。
・メルカリの特徴から販売戦略を考える
・利益率重視でいくメリットとデメリット
・回転率重視でいくメリットとデメリット
メルカリの特徴から販売戦略を考える
メルカリはフリマサイトNO1の販売力
メルカリは利用者数が最も多いフリマサイトです。
そのため思っている以上に、売れる時は売れます。
出品して数分で売れることも珍しくありません。
回転率を考えても十分利用価値のあるフリマサイトといえるでしょう。
利用者数も多く認知度は高く、システムもしっかりしているため、安心して取引が可能です。
そのため、案外高額商品でも魅力的な商品であれば売れます。
メルカリは若い女性層が多い
メルカリでは若い女性層が多いといわれています。
資金に余裕がない人も多い傾向にあるため、比較的安い商品の方が反応がいい傾向にあります。
そのため、メルカリは比較的安くて回転率のいい商品を扱うには向いているともいえます。
一方で、ヤフオクなどと比べると高額な商品は反応が悪い傾向にあります。
なかなか売れなくて困っている商品でも、客層の違う販路に変えたら案外あっさり売れるかもしれません。
商品がフリマサイトの層と合っていないと感じれば、こだわりすぎず販路を変えるのも一つの手ですね。
メルカリでは上位表示のためテコ入れが必要
メルカリなどのフリマサイトは時間の経過とともに、どんどん自分の商品が下の方に追いやられていきます。
そうなると人の目に触れなくなり、売れにくくなっていきます。
そのため、定期的に上位表示させて人の目に触れやすい位置に持っていく必要があります。
再出品したり値下げをすることで上位表示されるため、こういったテコ入れを地道に売れるまで継続しないといけません。
副業でせどりに取り組まれていて、本業が忙しくて時間・労力を割けない人にとっては、煩わしい点かもしれません。
メルカリは値下げ交渉が多い
メルカリでは値下げ交渉をする文化が定着してしまっています。
印象としては、半数以上の人が購入前に値下げ交渉をしてきます。
薄利多売の場合には、値下げを飲んでしまうと薄利になったり赤字になるケースも多くなってきます。
利益率重視なら売れるまで待てますが、回転率重視の場合は薄利や赤字でも損切りしないといけないこともでてきます。
メルカリで利益率重視でいくメリットとデメリット
利益率重視でいく戦略に向いている人
利益率重視でいくということは、多少の回転率を犠牲にすることと同義です。
ファーストフード店よりは、レストラン寄りの戦略というイメージですね。
専業と違って、せどりに時間や労力をかけられない副業向けの戦略といえます。
「3ヶ月以内に売れたらいいか」っていうぐらいの余裕が必要になることもあります。
資金的にも時間的にも余裕を持って取り組める人向けの戦略です。
疲弊しない程度で自分のバランスでせどりと向き合っていける長期的な目線が必要となりますね。
利益率重視というのは、一つの商品で多くの利益を上げられることにあります。
つまり、一つの商品で多くの利益をあげるため、少ない労力で最大の成果を上げる効率重視(質重視)の戦略といえます。
利益率重視のメリット
・少ない労力で成果を最大化できる
・利益率が高いため多少の値下げや値崩れに耐えられる
・価格競争に巻き込まれずプレ値や値戻しを期待できる
一つの商品の利益率がいいため、時間と労力が少なくて済むことが一番のメリットです。
回転率重視のせどらーの方が多数派であるため、長期保有が可能ということだけで優位性を持てます。
市場が供給過多になって値崩れしてしまった場合に、値戻しするまで待つことができるため、損切りするリスクが下がります。
長期保有している人の方が少ないため、需要と供給のバランスが崩れることで、プレ値(定価より価格が上がること)の商品に成長する可能性もあります。
利益率を重視して仕入れた商品であるため、手数料負けしにくく値崩れにも耐えられるのもメリットです。
利益率重視のデメリット
・在庫を抱えることでスペースを占有される
・回転率が低いためキャッシュアウトする可能性がある
・複利効果が働きにくい
・稼ぐスピードは遅くなりやすい
・アカウントが育ちにくい
在庫を長期に渡って抱えないといけないのがデメリットです。
そのため在庫の保管スペースが必要になったり、在庫が現金化されないことでのキャッシュ不足(キャッシュアウト)のリスクがあります。
これらのデメリットに耐えるためには、資金・期間・場所などある程度余裕を持っておく必要があります。
利益が出た分をさらに仕入れに回すことで複利効果が働きますが、利益率重視ではこの複利効果が得にくいのもデメリットです。
稼ぐスピードに関しては回転率重視に劣る場合が多い。
メルカリで回転率重視でいくメリットとデメリット
回転率重視でいく戦略について
回転率重視でいくということは、より多くの商品を出品・販売するということです。
つまり量重視の戦略です。
薄利多売でもどんどんと数をこなすことで、儲けを最大化させることになります。
質を高めるには限界がありますが、量はこなせばこなすだけ増やすこともできます。
稼ぐスピードに関しては回転率重視の方が有利かと思います。
店舗に足繁く通い、多く商品を仕入れて運び、梱包などの作業量をこなす必要があります。
副業よりは専業が有利な戦略といえます。
回転率重視のメリット
・キャッシュアウトしにくい
・在庫を抱えるリスクが少ない
・複利効果が働きやすい
・アカウントが育ちやすい
回転率のいい商品を扱うということは、売れるまでのスピードが早いということです。
商品は在庫として残っていたら、現金はどんどん少なくなります。
回転率がいいということは、現金化されやすくて現金が足りなくなる可能性が低いということです。
薄利や損切りを出したとしても、現金化することで仕入れにお金を回すことができるので、失敗を取り返すことが出来ます。
雪だるま式に稼ぐことで複利効果も働きやすいため、稼ぐスピードは回転率重視の方が速くなります。
回転率重視のデメリット
・薄利多売のため時間と労力が削られる
・送料や手数料負けしやすい
・値下げして損切りや薄利でも販売しきらないといけない
薄利多売のため数をこなす必要があります。
時間や労力を必要とするため、本業に忙しく副業でやっている人にとっては、疲弊してしまう可能性があります。
薄利の商品でも回転率がよければ扱います。
そのため、送料や手数料がかさむと薄利や赤字になる可能性があります。
デメリットに対抗するには、時間や労力に余裕のある専業に有利な戦略と言えます。
まとめ【自分にあったバランスを見つけることが大事】
利益率重視の商品のみ、回転率重視の商品のみではなく、どちら寄りの戦略をとるかというだけの話です。
人によっては、2:8かもしれないし4:5かもしれない。
本業が忙しくて副業に時間をかけられない人もいれば、専業でガッツリやる人もいます。
独身でダンボールに溢れても問題ない人もいれば、家族がいてそんなスペースを確保できない人もいます。
車を持ってる人もいれば、車がないから大量仕入れや店舗に通うのが難しい人もいます。
資金に余裕のある人もいれば、クレジットカードのやりくりに奔走しないといけない人もいます。
つまり、自分に合ったバランスを見つけることが一番大切です。
もちろん、全てにおいてではなくて時期や状況によって変えてもいい。
疲弊してしまったり、現金が回らなくなって継続できないのが一番の問題。
自分のライフ・ワーク・バランスに合った戦略を見つけていくことですね。
気長にせどりと向き合っていきましょう。
それでは、また!